2007年07月18日
昭和12年の祇園祭・山鉾巡行

是非見てみたらと、教えてもらったのを思い出した。
早速検索してみると、1分弱でそれもカラー画像。この時代にカラーがあったんですね。
撮影も、桝田和三郎さんという方がしているようで、画像内にテロップが入っています。
登場する山鉾は僅かずつですが、
船鉾・長刀鉾・月鉾・凾谷鉾・太子山・油天神山が写っていました。
面白いのは、長刀鉾の鉾上のお稚児さんの為に、
妻折笠を広げて、午前中の強い日差しを遮るところが写っていることです。
これは、今の時代では有り得ない光景ですね。
この祇園祭は、お稚児さんが長刀鉾だけになって8年経った年。
昭和4年までは、新町通の放下鉾にも生稚児が乗っていたのです。
この時代、生稚児は長刀鉾だけという、特別な感情は今ほどではなかったような感がありますね。
そのほか、細かい話ですが、
月鉾の水引など、懸装品も現在とは異なっている部分が見えます。
もっと目を凝らして、今の祇園祭との違いを見つけてみるのも面白いかも。。。。